レーザーマーカー

2.5次元技術を使用した最新のCo2レーザーマーカーVJ3350紹介バナー

レーザーマーカーは、金属やプラスチック・樹脂のほか、ガラスなどへデータマトリクスやロゴなどを、剥離などの方法を用いて、複雑な微細な画像も精度高くマーキング可能な非接触式の印字方式です。ランニングコストをほぼ無くし、消えない半永久的なマーキングを実現できるため、トレーサビリティ目的での導入にも最適です。

マーキング時に発生する煙や塵対策としてレーザーマーカー用集塵機や安全カバー、オプションの専用インターフェイスもご用意しております。

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レーザーマーカー商品ラインナップ

ファイバーレーザーマーカー


VJ7340-7440 ファイバーレーザーマーカーの正面写真

VJ7340-7440 ファイバーレーザーマーカー

業界で最小・最軽量の 1 kg 未満の Lightfoot™ マーキングヘッドを搭載しています。本シリーズでは、限られたスペースでも、生産ラインや複雑な装置に簡単に組み込むことができ、レーザー設置の可能性を広げます。パイロットビームを用いた焦点調整を行うことができ、より簡単、迅速、かつ正確な設置が可能です。

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狭小スペースに適応できる業界最小マーキングヘッド搭載

ファイバーレーザマーカ VJ7340-7440 シリーズは、設備スペースに限りがある場合や、簡単に組み込めるレーザーが必要である場合、高速な切替えを頻繁に行う必要がある場合に適しています。例えば、食品、飲料品およびコンシューマ向けパッケージ品の梱包を行う企業や、このような製品に関わる機械装置メーカーにとって、最適な方式となります。

Lightfootマーキングヘッド
組み込みの簡素化

組み込みの簡易化

コンパクトな設計で軽量であるため、生産ラインへの組み込みが容易。マーキングヘッドは重量 1 kg 未満であり、業界最小かつ最軽量。汎用性が高く、狭い設備スペースへ簡単に取り付け可能。

コンパクトサイズであるため生産ラインや複雑な装置に簡単に組み込むことができ、より多様な設置のニーズに応えます。

設置時間の短縮化

設置時間の短縮化

セットアップを迅速に済ませることができ、消耗品がほぼ不要というメリットも。取付用ブラケットが削減されたことでファイバーレーザーマーキングヘッドの調整が容易になり、マーキングヘッドのセットアップやポジションの変更を迅速に行うことができるように。

またパイロットビームを用いた焦点調整を行うことができ、より簡単に制御を可能にし、迅速かつ精度の高い微細なマーキングを可能とします。

分かりやすいシンプルな操作

分かりやすいシンプルな操作

タッチコントロールソフトウェア (TCS+) は、10 インチのタブレット状タッチパネルまたは互換性のあるブラウザベースのデバイスからのリモートコントロールを可能とします。

最先端の CLARiTY™ (クラリティ) レーザーコントローラも、ユーザーインターフェイスとしてご利用いただけます。使いやすいタッチパネルを搭載しています。


レーザの向きを 0 度方向および 90 度方向から選択可能

0 度方向もしくは 90 度方向にレーザを照射するマーキングヘッドは、組み込みスペースに余裕のない生産設備へも簡単に取付けることが可能です。

Lightfootマーキングヘッドのレーザ向き

VJ7230-7330 ファイバーレーザーマーカーの正面写真

VJ7230-7330 ファイバーレーザーマーカー

強固で高密度な素材を扱うメーカーのニーズに応えるべく開発され、複雑な微細データも高速でマーキングでき、尚且つ操作性も高く、業界最高水準の統合能力を備えた多用途ファイバーレーザマーカです。6 mm もしくは 10 mm のマーキングヘッドを選択できるため、汎用性が高く、多様なマーキングおよび印字に対応することができます。

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マーキングヘッドの設置方向はタテ型 (I字型) またはヨコ型 (L字型) を選択可能

設備スペースに制限がある環境においても、生産ラインを柔軟に構築できます。

マーキングヘッドの設置方向はタテ型 (I字型) またはヨコ型 (L字型) を選択可能

狭い設備スペースへも統合できる高い汎用性

ワーク距離が最小で負荷が少なく、小型で軽量なレーザマーカシリーズです。

狭い設備スペースへも統合できる高い汎用性
6 mm のレーザマーキングヘッドの場合

VJ7610ファイバーレーザーマーカーの正面写真

VJ7610 ファイバーレーザーマーカー

超高速ラインで視認性と耐久性の高いマーキングを実現する 100W のファイバーレーザマーカ。硬いプラスチックや金属製の容器、その他の産業用製品に最高 600 m/分で鮮明に印字できます。

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VJ7510ファイバーレーザーマーカーの正面写真

VJ7510 ファイバーレーザーマーカー

最大出力 50W のファイバーレーザマーカ VJ7510 は、最大 440 m/分の超高速ライン速度でも、硬いプラスチック製の包装、金属製容器、その他の産業用製品に高コントラストのマーキングができる優れた性能を備えています。

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VJ Lightfoot缶印字システムファイバーレーザーマーカーの正面写真

VJ Lightfoot™︎ 缶印字システム

缶を扱う高速ライン用に特別に設計されたファイバーレーザマーカです。2 つのマーキングヘッドで、最大 10 万個/時間の缶に印字することが可能です。

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生産ラインを止めない仕様

本製品には 2 つのマーキングヘッドが搭載されているため、万が一、子機側のマーキングヘッドが故障した場合でも、親機側のマーキングヘッドのみを使用して生産ラインの稼働を継続させることができます。マーキングヘッドが 1 つしか搭載されていない場合、不具合が発生した際に装置の修理や交換を行うために生産ラインの完全なシャットダウンが必要になってしまいます。

生産ラインを止めない仕様

洗浄に耐える設計

本製品の筐体は IP65 等級であり、洗浄時に生産ラインから取り外す必要がありません。生産ラインの洗浄が楽になり、所要時間が短時間で済みます。

洗浄に耐える設計

CO2レーザーマーカー


VJ3210 CO2レーザーマーカーの正面写真

VJ3210 CO2レーザーマーカー

標準モデルの CO2レーザマーカ。レーザマーカの機能が 1 つの筐体に纏まったコンパクトな装置であるため設置が簡単であり、最小限のトレーニングで使いこなせるようになります。生産工程に取り入れていただきやすい、手頃なレーザーマーカーです。

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狭小スペースに適応できる業界最小マーキングヘッド搭載

コンパクトな設計で軽量であるため、生産ラインへの組み込みが行いやすい上に、設置面積が小さく様々な取付方法をとることができるため、生産ラインの切替がしやすくなります。

狭小スペースに適応できる業界最小マーキングヘッド搭載

VJ3350 CO2レーザーマーカーの正面写真

VJ3350 CO2レーザーマーカー

VJ3350 Smart Focus は画期的なマーキングを適える自動機能およびダイナミックな制御機能を搭載し、手動調整をまったく行わなくても製品切り替えに対応します。最高 900 m/分のライン速度に対応できる非常に優れた処理能力を持つ、最大出力 30W の CO2レーザーマーカーです。

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Smart Focus (スマートフォーカス) の特長

  1. マルチレベルマーキング
    同じ印字領域内にある距離の異なる面に対し、2.5 次元技術を用いてマーキングします。微細なマーキングをより精度高く容易に行うことができます。
  2. 焦点距離の自動切替
    予め設定を行った後、レーザマーカを動かすことなく、焦点距離を自動で制御切替します。手動による調整時間が必要なく、エラーの発生やユーザーの手間を削減します。
  3. 均一平面補正
    領域全体を均一なスポットサイズでマーキングすることにより、領域の端の方でも精度の高いマーキング品質を維持します。
  4. パイロットビームフォーカスファインダ
    レーザーの焦点と位置の正しさを確認でき、セットアップにかかる時間を短縮できます。適切なワーク距離・マーキング位置を実現します。
  5. レンジモードとサイズモード
    焦点距離の有効範囲が大きくなるモード・印字領域が広くなるモードを簡単に制御・切り替えができ、多種多様なジョブに対応します。
VJ3350に搭載されている特徴一覧

VJ3640 CO2レーザーマーカーの正面写真

VJ3640 CO2レーザマーカ

業界で最も幅広い印字領域 (最大 601.0 x 439.8 ㎟) を持ち、複雑な印字内容を処理するよう設計された VJ3640 は、最大 2,100 文字/秒の印字速度で 15 万個/時間の製品への印字が可能です。高速および大量生産用途に理想的なレーザーマーカーです。

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VJ3140 CO2レーザーマーカーの正面写真

VJ3140 CO2レーザーマーカー

最大出力 10W の VJ3140 は、中速生産ラインの用途に最適です。印字速度は最大 2,000 文字/秒で、最速 900 m/分で使え、厚紙、ガラス、塗装された金属、紙ラベル、PET、その他のプラスチック素材など多様な素材へのマーキングが可能です。シンプルな印字と微細な印字の両方に適します。

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UV レーザーマーカー


VJ7810 CO2レーザーマーカーの正面写真

VJ7810 UV レーザマーカ

ビデオジェットの UV レーザマーカ VJ7810 の最大の特徴はその印字領域にあります。最大 375 x 375 ㎟ に印字できるため、他社製品では 2 台必要な場合でもビデオジェット製では 1 台に集約できます。

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レーザーマーカー印字サンプルガイド
CO2レーザマーカ 印字サンプルガイド

CO2レーザマーカ 印字サンプルガイド

CO2レーザマーカの印字サンプルガイドです。厚紙、ラベル、プラスチック、PET、ガラス、金属などのワーク素材別に、それぞれの対応ライン速度、バーコードの他、データマトリクスなどの二次元コード、ロゴなどのグラフィクスの印字サンプルをまとめています。

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ファイバーレーザマーカ 印字サンプルガイド

ファイバーレーザマーカ 印字サンプルガイド

ファイバーレーザマーカの印字サンプルガイドです。金属、プラスチック、ペットボトルキャップ、無菌包装容器などのワーク素材別に、それぞれの対応ライン速度、バーコードの他、データマトリクスなどの二次元コード、ロゴなどのグラフィクスの印字サンプルをまとめています。

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レーザーマーカーの導入事例

業界タブをクリックしてご参照ください。

  • 食品
  • 飲料品
  • 自動車
  • 医薬・医療機器
  • 包装機
EB Frozen Food社のビデオジェットのCO2レーザーマーカー3210の導入事例

【冷凍食品】EB Frozen Food 社

マレーシアに拠点を置く、フィンガーフード、点心、洋食、日本食、オセアニア料理を 28 ヶ国以上に毎月 450 トンほど輸出している業界大手企業の EB Frozen Food 社は、レーザマーカを使用して製品に消えにくい高品質の印字を実現しました。

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Avicola Velasco社のビデオジェットレーザーマーカー導入事例

【鶏卵】Avicola Velasco 社

Avicola Velasco Poultry Farm社 は、卵や鳥の飼料やホテル業界向けの液卵を生産しているスペイン企業です。ビデオジェットは、紙製と透明なパックへの印字にレーザマーカでの工程の簡略化と改善を図ることを提案し、一年間のコスト削減およそ 17,000 ユーロを実現しました。

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冷凍デザートCoppenrath&Wiese 社のビデオジェットレーザーマーカー導入事例

【冷凍デザート】Coppenrath&Wiese 社

菓子メーカー Coppenrath&Wiese 社はヨーロッパ最大の冷凍デザートメーカーで、最新の製造工場では毎日最大 260,000 個のクリームケーキが作られています。同社は、ビデオジェットのレーザマーカ VJ3320 でポリスチレン製のタルト箱に高品質の印字を実現しました。

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Diageo Baileys社のビデオジェットのレーザーマーカーの導入事例

Diageo Baileys 社

ジョニーウォーカー、スミノフ、ギネス、ベイリーズアイリッシュクリームなど、一級品の酒類ブランドを取り扱っている世界屈指の酒造メーカーである Diageo Baileys 社は、レーザマーカを導入したことで、生産性が改善され、生産ラインの稼働時間を最大化できました。

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上海自動車企業のビデオジェットレーザーマーカー導入事例

上海自動車企業

上海に拠点を置く電気機械装置メーカーは、20,000 を超える標準構成オプションがあるビデオジェットの CO2レーザマーカ導入し、21 種類の印字領域のオプションにより、生産日時の印字に加えて、非常に複雑なロゴの印字など、高性能な印字を実現しました。

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IMS Gear 社のビデオジェットレーザーマーカー導入事例

IMS Gear 社

ギアとトランスミッション技術における世界トップレベルの IMS Gear 社では、自社の部品に耐久性の高いマーキングを施し、バッチのトレースができるようにすることを検討しており、ビデオジェットのファイバーレーザマーカを導入いただきました。

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Ascensia Diabetes Care社のビデオジェットレーザーマーカー導入事例

Ascensia Diabetes Care 社

70 年以上にわたって血糖モニタリングシステムを患者に提供し、市場を牽引してきた Ascensia Diabetes Care 社は、ビデオジェットのレーザマーカを使用することによってラベルをなくし、5 年間で 2 億円の経費削減を見込んでいます。

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MULTIVAC 社のビデオジェットレーザーマーカー導入事例

MULTIVAC 社

MULTIVAC 社は、食品、工業、医薬および医療業界向けにトレイシーラー、サーモフォーミング成形機、真空チャンバー包装機の製造および販売を行っています。本資料では、ビデオジェットの製品とサービスが MULTIVAC 社の包装機械にどのように活用されているかを紹介します。

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Romaco 社のビデオジェットレーザーマーカー導入事例

Romaco 社

Romaco Siebler ブランド製品に当社のレーザマーカ VJ3340 が組み込まれた理由、そして当社が Romaco 社の一番の印字パートナーとなった理由をご説明いたします。

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レーザーマーカーとは

レーザマーカとは、レーザー発振器と呼ばれる装置を利用して光を増幅することでレーザー光を発生させマーキングを行う機器です。

レーザー発振器は、光を集めるための向かい合った 2 枚の鏡などからなった光共振器と、原子または分子からなるレーザ媒質、レーザ媒質をポンピング (光を用いて原子、もしくは分子内の電子を低エネルギー準位から高エネルギー準位へ引き上げること) するための装置で構成されています。

レーザ発振器の中では、レーザ媒質がポンピング状態から遷移 (低エネルギー準位に戻ろうとすること) する際の自然放射による光が、さらに別の光に衝突して同様の遷移が誘発 (誘導放射) されるということが繰り返されます。そして、この時に発生する光を取り出したものがレーザーです。

レーザの特徴

日常的な生活の中にある自然光 (あるいは蛍光灯などの光) と比べて、レーザには次のような特徴があります。

レーザーの特徴
  1. エネルギーが重ね合わせやすい (高い可干渉性)
    自然光は、光波の位相やエネルギーがバラバラなため、互いに干渉することはなく、ピンポイントで集光することが難しいです。しかし、レーザは光波の位相やエネルギーが揃っているため、干渉させることによって増幅することが可能です。
  2. 1 色で出来ている (単色性)
    赤外線から紫外線まで、波長の異なる光が混ざっている自然光とは異なり、レーザは単一波長であり、1 つの色 (単色) でできています。
  3. 同じ方向に向かって飛んでいく (高指向性)
    自然光は、らゆる方向に進んでいきます。一方でレーザは進む方向の広がりが小さく、直線的に進みます。このことを指向性が高いと言います。
  4. 1 点に光を集めやすくエネルギーを生み出しやすい (集光性)
    高い可干渉性、単色性、高指向性という特徴を持つレーザは、特定の焦点に光を集めることが容易です。そのため、高エネルギー密度の光を生み出し、強力な光を安定的に、しかも遠くまで届けることができます。
レーザーの特徴である集光性

この集光性によって、レーザは光を 1 点に集めて金属を切断できるほどのエネルギーを生み出すことができます。この特徴を応用して、製品や外装への印字で利用しているものがレーザマーカです。

代表的なレーザの用途

  • 建築や製造などにおける切断や穴あけ
  • イベント会場やコンサートホールなどでの演出
  • レーシック手術や癌治療などの医療分野
  • 照準器やミサイル誘導といった軍事分野
レーザーマーカーの種類
レーザーマーカーの種類

1. 気体レーザマーカ

気体レーザマーカとは、気体をレーザ媒質としたレーザマーカです。多くの場合は CO2を媒質とするので、CO2レーザマーカとも呼ばれます。

他のレーザマーカと比べて、単色性・指向性に優れているという特長があります。紙・樹脂・ガラス・セラミックのほか、透明なものにも吸収される波長という特性を活かして、フィルムへのマーキングなどにも利用されています。

一方で、液体や固体と比べて、気体は密度が低いので、単位体積あたりのレーザ出力が弱いというデメリットがありました。しかし最近では高エネルギーによる連続出力が可能な CO2を用いた気体レーザが登場したことによって、印字だけではなく、ゲートカットやプラスチックシートの切断といった加工の分野でも利用されています。

一方で、CO2レーザ光の波長は金属に吸収されないため金属全般の加工には適しません。

2. ファイバーレーザマーカ

ファイバーレーザマーカとは、高速インターネット通信での光ファイバーでよく知られるようになったファイバー素材をレーザ媒質としたレーザマーカです。

使い勝手の良い波長なので、樹脂のような低強度なものから金属のような高強度なものまで、幅広く印字や加工を行うことができます。

一方で、フィルムやガラスといった透明なものの加工については、レーザを透過してしまうため、基本的には利用できません。

3. UV レーザマーカ

UV レーザマーカは、UV (紫外線) を用いたレーザマーカです。

吸収率が非常に優れており、かつ熱による影響を最小限に留めた印字・加工が可能であり、添加剤を塗布しなくても HDPE (高密度ポリエチレン)、LDPE (低密度ポリエチレン) などに印字できる製品もあるため、医療品や医療機器、化粧品などへの印字でも利用されています。

この他にも、異なる材質の半導体を組み合わせてレーザ媒質として利用する半導体レーザマーカや、ネオジウムやガラスなどの個体をレーザ媒質として利用する個体レーザマーカなどがあります。

レーザーマーカーの選定方法

最適なレーザマーカを選ぶポイントは 2 つあります。

選び方①:素材と仕上がり

前項で述べたとおり、レーザマーカは、その種類によって波長が違うため、印字や加工に適した素材が異なります。例えば、金属の場合には、ファイバーレーザマーカと UV レーザマーカのいずれも利用できますが、熱によるダメージを最小限に留めて見た目にもきれいな仕上がりを求めるのであれば、UV レーザマーカの方が適しているでしょう。

そのため、「印字する対象の素材」と「どのような仕上がり」を求めるのか、を踏まえてレーザマーカの種類を選ぶと良いでしょう。

選び方②:設備への導入のしやすさ

生産設備への導入のしやすさも重要なポイントです。
適切に設置できないと、ダウンタイムの発生や印字の浪打ち、安全上のトラブルの原因となることがあります。

さらに詳しいレーザマーカの選び方はこちら

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レーザマーカ 製品パンフレット

レーザマーカ (CO2・ファイバー) の製品パンフレットです。ビデオジェットは 30 年以上もの専門知識と多岐にわたる製品数を誇り、業界で独自のスタンスでお客様のご要望に合わせたマーキングを提供します。

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