インク性能
ビデオジェットでは、プリンタと印字の性能を最大限に引き出すため、インクに厳格な製造品質管理プロセスを採用し、高品質の染料と顔料のみを使用してインクを製造しています。
40 年以上の開発経験を持つビデオジェットのインク化学者専門チームは、幅広い素材と用途に対応する最先端のインクソリューションを開発し続けています。
業界トレンドや最新の印字&マーキングソリューションに関するニュースやアドバイスを定期的にお届けしています。
ビデオジェットには、部品マーキングのニーズに適したソリューションを見つけるためのインク開発能力と経験があります。
ビデオジェットの経験豊富な産業用インクジェットプリンタのインク化学者チームは、印字用途、生産環境、および耐久性要件に対応するインクを作成する専門家です。積極的に材料のトレンドと印字要件を監視し、当社のインクソリューションがお客様の新たなニーズに対応できるように努めています。
当社の開発プロセスは、インクの研究室で終わるわけではありません。当社のインク開発活動は、お客様の現場での実地試験も含まれています。実際、ビデオジェットはお客様にテスト段階への参加を促し、対象となる用途で必要とされるインクの性能を検証しています。この確立されたアプローチは、印字やマーキングのもっとも困難な課題を克服するために、日常的に成果を上げています。
業界トップクラスのインクラインナップを取り揃えたビデオジェットは、それぞれの用途に最適なインクを見つけるためのサポートができる最適なパートナーです。
固着性と可読性
メーカーは一般的に、印字される素材がインクの性能に影響することを理解しています。紙のようにほとんどの種類のインクと相性が良い素材もありますが、航空宇宙や自動車の部品に使用されるプラスチック、ゴム、金属、複合材は難しい場合があります。たとえば、特殊な可塑剤を使用した新しい高性能プラスチックは、インク印字の固着製に複雑な課題をもたらすことをご存知でしょうか?
さらに、水分、温度、湿度などの環境変数はすべて、初期のインク印字の固着性と耐久性に影響を与える可能性があります。これは、印字が何年も読みやすい状態を保つことが期待され、部品が燃料や潤滑油などの溶剤と接触する可能性がある業界では特に重要なことです。特に、部品の耐用年数を通して印字の耐久性や耐摩耗性を確保するためには、製造工程で生じる乾燥や硬化の時間にも対応しなければなりません。
さらに、印字してからベルトや機械ガイドなどのマテハン部品や他の製品に初めて接触するまでの時間が、印字の固着や読みやすさに影響することがあります。これらの製造工程における条件は、インクの転写や印字の滲みなどの問題を引き起こす可能性があるため、最適なインクを選択する際に考慮する必要があります。
様々な要因があることを理解した上で、インクのプロとインク選択について議論する準備として、次の質問の答えを用意しておく必要があります。
- どのような素材(例:ABS、PE、PEX、PP、PVC、Al、Mg、Ni、鋼、Ti、Zn、合金、複合材、ガラス繊維、ガラス、ナイロン、ゴムなど) に印字するのか?
- 印字前または印字後の製品に、表面コーティングや製造工程からの汚染物質が存在するか?
- 製品表面の色のバリエーションはどのようなものがあるか?また、視覚的または機械的に読み取れる印字のコントラストに対する社内外の要件は?
- 製造環境はどのようなもので、プリンタと製品はどのような温度にさらされ、印字はそれに耐える必要があるのか?
- 印字後、インクの乾燥時間に影響を与える可能性のある部品が印字に接触するのはいつか?またどのような部品か?
- この製品の使用環境はどのようなもので、どのようなインク属性が必要か(例:耐熱性、耐油性、耐摩耗性)?
上記の質問に対する答えを知ることで、インクの選択肢を素早く適切に絞り込むことができます。自動車および航空宇宙産業メーカーは、インクの選択をガイドしてくれる印字およびマーキングのサプライヤと提携するのが得策です。
ビデオジェットは、お客様の用途に最適な印字ソリューションの決定をお手伝いします。
「用途に合う最適なインクを選択する方法」についてのガイド
種類が増え続ける革新的な包装に適した新しい特殊インクの需要は、お客様の課題を示すサインであり、ハードウェアサプライヤにとっても投資と専門知識をその課題解決に向けなければならないということを示しています。
インク・溶剤に関する専門知識
ビデオジェットでは、特定の用途に合わせてお使いいただけるインク関連製品を提供しています。レパートリーの広さにおいて、他の印字機サプライヤと一線を画しています。実績のある高品質インクを自信をもってご提供いたします。
インクギャラリー
耐油性
金属部品には、成形、屈曲、機械加工などの工程で潤滑剤が使用されることがあります。これらの潤滑剤とともに、防錆剤として使用されるオイルは、特殊なインク化学を採用しない限りインクの固着を阻害する可能性があります。ビデオジェットの耐油性インクに含まれる独自のインク溶剤と樹脂は、これらの保護層を通してインクが優れた固着性を発揮します。
高コントラスト
不透明な顔料インクは、濃い色の表面に可読性の高い印字を作成するために配合されています。また、加工中の製品同士の接触による圧力や熱にも耐えることができます。さまざまな色があり、中には明るい色と暗い色の両方で高い視覚的コントラストを実現するよう設計されたものもあります。
熱硬化・蒸気硬化
熱硬化・蒸気硬化型インクは、高温と高圧蒸気によってインクの固着が課題となる押出プラスチックやゴム製品への印字に理想的なソリューションです。他のインクはこうしたプロセス中に色あせたり消えたりすることがありますが、ビデオジェットの熱硬化・蒸気硬化型インクは硬化プロセスや製品寿命を通じて優れた色保持力と固着力を発揮します。
非転写・高耐熱性
ビデオジェットの非転写・耐高温インクは、印字のオフセットと転写を最小限に抑えるよう設計されています。これは、押出成形品など、印字時に温度が高い製品や、保管中や使用中に印字が他の製品や素材と直接接触する可能性がある製品で特に重要になることがあります。これらのシナリオでは、インクの固着性が課題となりますが、特殊なインクを使用することで印字の固着性を維持することができます。
顔料ベースの不透明黒インク
顔料系の不透明黒インクは、退色耐性、耐光性、そして濃い黒色の着色を必要とする用途に理想的なソリューションです。これらの特性は特に多くの航空宇宙用途に適しており、航空宇宙産業における多くのサプライヤやメーカーの部品マーキング仕様に記載されています。
不可視蛍光表示、UV インク
自動車や航空宇宙製品の中には、機械や人が読めるように、紫外線の下でしか見えない蛍光印字やブランド情報が必要なものがあります。不可視蛍光インクはさまざまな色展開があり、サプライチェーンの中で製品を印字し、追跡するための目立たないソリューションを提供することができます。
耐溶剤・耐薬品性・熱硬化性
自動車や航空宇宙産業の部品の多くは、オイルや潤滑油、不凍液、燃料などの環境溶媒にさらされます。ビデオジェットの耐溶剤・耐化学薬品インクでの印字は、高温 (約 175℃ で 30 分) で硬化すると、裏写りや転写に対する耐性が高まり、蒸気や一般的な磨耗、多くの溶剤による消滅に対する耐久性が得られます。
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