自動車部品・梱包・パレットに最適な印字の手法とは?

自動車部品・梱包・パレットに最適な印字の手法とは?
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適切な印字ソリューションは、IATF 16949やAIAG B-17の業界標準に準拠した耐久性と可読性のある印字を提供します。これらの規格は、自動車業界における製品の安全性、トレーサビリティ、品質に関する要件を定めているものです。最適な印字方法は、生産速度、システムの組込に関する要件、印字の耐久性、マーキング対象の素材などの要因によって異なります。連続インクジェット (CIJ) プリンタそしてレーザーマーカーは、金属、プラスチック、ガラス、段ボール、シュリンクラップなど、さまざまな表面に信頼性の高いコードを印字できます。サーマルインクジェット(TIJ)プリンタは、板紙からなる包装に鮮明で高解像度のコードを印字するのに適しています。段ボール箱など二次包装の場合、大文字インクジェットプリンタそしてプリンタ搭載ラベラー(LPA)が、マーキングに最適です。LPAの技術が採用されている パレットラベラーは、パレット梱包の複数の面にラベルを貼り付けます。

トレーサビリティ
自動車業界でトレーサビリティが重要なのはなぜですか、また、トレーサビリティ対策をすると2025 年現在のどのような規制に準拠するのに役立ちますか?
トレーサビリティ情報の印字は、メーカーがISO 9001、IATF 16949、地域特有の規制などの基準へ準拠するために、そして、リコールへの対応を可能にするために役立ちます。
- 規制遵守:
- 米国国家道路交通安全局 (NHTSA) などの機関によって設定された安全基準や、欧州連合の一般製品安全規則などの法律を遵守することは、特定の地域内の、そして、国際的な製品の安全性・環境・報告に関する要件へ準拠するために役立ちます。
- 品質管理の強化:
- 欠陥を迅速に特定して切り分け、生産の中断や保証請求を最小限に抑えます。
- コンポーネントのライフサイクル全体を追跡することで、製品全体の信頼性を向上させます。
- 効率的なリコール管理:
- メーカーが欠陥のあるコンポーネントのトラック&トレースを実施できるようにし、リコールにかかる時間とコストを削減します。
- 影響を受けた製品の特定プロセスを簡素化し、消費者を保護します。
- ブランド保護:
- 品質と安全性への取り組みを示すことで消費者の信頼を築きます。
- 製品の完全性と規制への準拠を確実にすることで、ブランドの評判を守ります。
コンポーネントとアセンブリをライフサイクルのあらゆる段階で監視可能にするトレーサビリティは、業界標準への準拠を確実にすることや業務プロセスの改善に役立ち、自動車分野における製品の安全性に寄与します。
部品を追跡可能にするにはどうすればよいですか?
自動車部品を追跡可能にするには、次の重要な手順に従いながら一意の識別子を消えにくい形で作成・付加します。
- 一意の識別子を割り当てる:
- 規制や業界標準を満たせるようにシリアル番号、バッチ/ロットコード、または 二次元コードを使用して、部品に対する「デジタルフィンガープリント」を作成します。
- 部品にマーキングする:
- 材料や条件に応じて、レーザーマーキングや連続式インクジェット (CIJ) 印刷などの技術を使用して、機械可読コードを部品に付加します。
- マーキングの品質を確認する:
- コードが、部品への直接マーキング(ダイレクトパーツマーキング)に関する ISO/IEC TR 29158 (AIM DPM) などの、可読性と品質基準を満たしていることを確認します。
- トレーサビリティシステムへのデータの記録:
- 識別子を一元化されたデータベースまたはMES/ERPシステムに統合して、サプライチェーン全体での追跡を可能にします。
- コンプライアンスの確保:
- IATF 16949 などの業界標準に準拠します。
部品とアセンブリはどのようなトレーサビリティ要件を満たす必要がありますか?
すべてのコンポーネントとアセンブリには、デジタル ID、つまり、ライフサイクルを通じて製品に残る、機械可読性があり消えにくいマークが必要です。このデジタルIDは通常、 部品に直接マーキングされるDataMatrix二次元コードにエンコードされます。
プリント基板 (PCB) と電子部品のトレーサビリティをどのように確保しますか?
PCB のトレーサビリティは製造プロセスの初期段階から始まり、二次元コードやトレーサビリティデータが基板に直接印刷されます。
- 印字の耐久性: リフローはんだ付けやコンフォーマルコーティングに耐えられること
- コードのタイプ/サイズ: コンパクトで高解像度の英数字およびDataMatrixやQRコード®などの2次元コード
- 一般的な規格: IPC-1782およびMIL-STD-130
- プロセス: プリント→マーキング→検証→MESへの記録

最新のトレーサビリティ要件を満たすためにメーカーは何を必要としていますか?
今日のトレーサビリティの要求を満たすために、メーカーが次のものを必要とします。
- 堅牢なマーキングシステム: 製品のライフサイクル全体にわたってマーキングの消えにくさと読みやすさを得るために役立ちます。
- 規格に準拠したソリューション: システムは、データとマーキングの品質に関する業界固有の規制を満たす必要があります。
- 統合されたデータ基盤: MES/ERPシステムとのシームレスな統合により、リアルタイムのシリアル番号生成、マーキング品質の検証、スキャン結果の記録をすべて、生産スループットを妨げることなく行うことができます。
可変情報の印字
製品に可変コードを追加するために使用される最も一般的な方法は何ですか?
レーザーマーキングと連続インクジェット印刷は、製品に可変コードを付加するための一般的な方法です。
- レーザーマーキング: 正確で永続的なマークを提供します。

- 連続インクジェット印刷: 柔軟でコスト効率が高い。

金属やプラスチックへのマーキング
鋳造品や金属部品へのマーキングに最適な最良は何ですか?
レーザーエッチング、アニーリング、彫刻などの加工方法は通常、金属部品の成形後の製造工程で永続的なコードを付加します。
- レーザーエッチング: 材料の表面の上層2〜20μmに影響を与え、細かいコントラストを作り出します。
- レーザーアニーリング: 材料表面を変化させずに、酸化膜による色付きの層を形成します。
- レーザー彫刻: 過酷な条件に耐える、深く消えにくいマーキング (30–300 μm) を生成します。

自動車産業のプラスチック部品にどのようにマークを付けますか?
プラスチック部品にマーキングする技術には、硬質・軟質のプラスチックに対して消えにくい英数字、ロゴ、記号、バーコードを印字するためのレーザーマーキングシステムや連続式インクジェット(CIJ)プリンタが含まれます。

二次元コード
自動車業界における二次元コードの業界標準は何ですか?
二次元コードの自動車業界標準には、次のものが含まれます。
- AIAG B-17: AIAG B-17 規格は、2D Direct Parts Marking Guideline とも呼ばれ、DataMatrix と QR コードシンボルを使用した部品識別方法に焦点を当てています。詳細と購入方法はこちらでご覧いただけます:
https://www.aiag.org/store/publications/details?ProductCode=B-17 - IATF 16949:この規格は、自動車産業の品質マネジメントシステムの要件を定義しています。詳細とリソースへのアクセスはこちらから:
https://www.aiag.org/quality/iatf-16949

ソリューションの選択
自動車部品やパッケージングに適した印字・マーキング技術を選ぶにはどうしたら良いですか?
最適な印字技術を選択するときは、次の 3 つの重要な要素を考慮する必要があります。
- 生産ライン速度: 生産速度に追従でき、印字品質も損なわれない印字技術であることを確認します。
- 対象物の素材: 製品、部品、または梱包材の素材を考慮し、レーザーやインクなどの印字技術がどのように作用するかを確認します。
- 設置スペース: マーキング装置を既存の生産ラインに組み込むために利用可能なスペースを評価します。
自動車部品や梱包への印字・マーキングにおける、主要なソリューションの概要を見てみましょう。
- 連続式インクジェット (CIJ) 印刷: 自動車製造において鋳造品、金属部品、プラスチック部品、電子機器、軟包装など、さまざまな素材への印字が可能なことから人気があります。1回あたりの印字コストが低く、高速での運用が可能であり、幅広い種類のインクに対応しているのが特徴です。
- レーザーマーキング: レーザーはインクや化学薬品を使わずに、さまざまな素材に高品質な画像をマーキングします。赤外線から紫外線までの異なる波長やさまざまな出力の製品があり、ほぼすべてのマーキング用途に対応できます。ビデオジェットのレーザーマーカーには、過酷な環境に対応するIP54およびIP69規格を満たす仕様の製品があります。
- サーマルインクジェット (TIJ) 印刷: サーマルインクジェットプリンタは、最小限のメンテナンスで高解像度印刷 (最大 600 dpi) を提供します。さまざまな梱包材に文字、バーコード、二次元コードを印刷できるため、トレーサビリティ用途に最適です。
- 熱転写式サーマルプリント(TTO、サーマルプリンタ): サーマルプリンタは自動車関連のパッケージの袋、パウチ、ラベルに可変情報を追加する用途に最適です。Videojet 6530および6330プリンタは、印字の自動チェックを行うiAssure™ (アイアシュア) 技術を搭載しており、シンプルな日付印字からGS1規格に基づく二次元コードまで、幅広い用途に対応しています。
- 大文字用インクジェットプリント (LCM): LCM プリンタは、輸送用段ボール箱などの二次包装に文字、ロゴ、バーコードを直接印字する用途に適しています。Videojet 2380は、セルフクリーニング機能付きの印字ヘッドを搭載しており、1つのヘッドで最大70mmの高さまで印字可能です。Ethernet接続による簡単なシステム統合に加え、Wi-Fi接続によるリモートアクセスや分析機能にも対応しています。(Wi-Fi 接続機能のご提供状況は国により異なります。)
- ラベルの印字&貼付:Videojet9560プリンタ搭載ラベラーは、高速包装ライン用に設計されており、段ボール箱、紙箱、シュリンク包装されたトレイにラベルを貼付します。Direct Apply™テクノロジーにより、ラベルの詰まりやダウンタイムを削減します。
- パレットラベリング: Videojet 9560 PLパレットラベラーは、1時間あたり最大120パレットの速度で、1パレットにつき最大4枚のラベルを印字・貼付することができます。Intelligent Motion™ (インテリジェントモーション) テクノロジーにより、稼働率を最大化し、ラベルやリボンの補充作業を簡素化します。
なぜビデオジェットを自動車部品、梱包、パレットの印字・マーキングに選ぶべきか?
ビデオジェットは、自動車部品の印字ソリューションに関する専門性を有しており、業界が求めるスピード、精度、法規制への対応を満たす技術を提供しています。
高速ラインでの利用や、様々な素材への印字にはCIJ(連続式インクジェット) – CIJは柔軟性が高く、コスト効率に優れた印字を提供し、変化の多い自動車生産に適しています。
金属やエンジニアリングプラスチック製の品物に長期的なトレーサビリティを求める場合は、レーザーマーキングシステムを使用 – レーザーマーキングシステムはメンテナンスが少なく、恒久的なコードを実現します。
段ボール箱には大文字用インクジェットプリント(LCM)やラベル印字・貼付システムを使用し、パレットには専用のパレットラベラーを使用 – これにより、包装および物流の規格に対応できます。
すべての印字・マーキング技術において、CLARiSUITE® (クラリスイート) Code Assuranceを組み込むことでデータやテンプレートの管理が可能になり、Videojet Remote Service (ビデオジェットリモートサービス)を有効化することでリアルタイム診断やユーザー様向けの支援が受けられます。
これらのツールは、印字ミスの削減、法規制対応の簡素化、生産目標の確実な達成をサポートします。(リモートサービスのご提供状況は国により異なります。)
さらに詳しく
ビデオジェット: 部品のマーキング方法:レーザーおよび産業用インクジェット
ビデオジェット: 自動車および航空宇宙関連製品への印字・マーキング
VideojetConnect® Remote Service (ビデオジェットコネクト リモートサービス)
VideojetConnect CLARiSUITE® (クラリスイート)
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