個包装からパレットまでの印字に対する信頼性
各印字工程を連携させて、複雑な工程をシンプルに
アスマ・モトラニ
ビデオジェット プロダクトマーケティングマネージャー
生産ライン全体をカバーする印字、エンドツーエンドの印字、一次包装への印字、レーザーマーキング、連続式インクジェット、サーマルインクジェット、熱転写式サーマルプリント、印字・ラべリング工程の統合
現代の包装において印字やラベリングを一本化するアプローチが必要である理由
現代の包装ラインはこれまで以上に高速化が進み、同時により高い変動性に対応する必要があります。使用される包装材の多様化、品目数の増加、規制要件の拡大、そして正確性に対する期待の高まりがその背景にあります。適した一つのシステムで安全情報、可変データ、トレーサビリティコード、製品情報などの表示を行うこともできますが、依然として多くの現場では、個包装、段ボール箱、パレット梱包の表示にそれぞれ異なるシステムが使われているのが実情です。
ビデオジェットがお客様の生産ライン全体を対象に行う「印字のトータル提案」は、プロセスの複雑さを軽減し、個包装からパレット単位の包装に至るまでをカバーし、一貫して信頼性の高いパフォーマンスを実現します。この取り組みは、初期評価から導入、トレーニング、そして継続的な最適化に至るまで、お客様の包装部門を支援する印字のスペシャリストによって強化されます。これにより、生産ラインの条件・規制上の要件・長期的な生産目標に適合した技術の選定が可能となります。導入前~システムの組み込み~導入後の各フェーズを通じて、一貫した支援をご提供いたします。
産業用の印字・マーキングにおける統合的なアプローチは製品トレーサビリティを支援し、個包装、箱単位、パレット単位での製品の手戻りを削減します。
すべての印字が重要となる場面では、頼れるパートナーの存在が大きな違いを生みます。
一次包装の印字には、どの印刷・マーキング技術が最適か?
製品パッケージへの印字は製品に重要な印を施す一番最初の工程であり、缶、ボトル、カートン、フィルム、フォイル、パウチ、トレーといった包装資材を対象とします。これらの印字には、安全に関する情報、賞味期限・使用期限、製品情報、可変データなどが含まれ、包装が充填された瞬間から購入されるまでの間、常に判読可能であることが求められます。
包材の違いや生産スピードに応じて、最適な印字・マーキング技術も異なります:
ビデオジェットはお客様のパートナーとして、包材・使用環境・オートメーションの要件を評価し、お客様が用いる一次包装向けに最適な印字技術を選定し、効果的な導入を支援します。
一次包装への印字が生産ラインのトータル戦略の一部として位置づけられることで、下流工程での確実な印字の読み取りが支援され製品の手戻りの削減にもつながるとともに、消費者からの信頼が高まります。
パック、ケース、パレットの各レベルにおける整合性を確保することで、サプライチェーン全体の信頼性が高まります。
インクやリボンは生産ライン全体における印字品質の維持にどのように貢献するか?
単一のサプライヤからインク・リボン・ラベルといった消耗品を調達し使用することで、調達プロセスの簡素化、トレーサビリティの向上、そして複数の生産ラインにわたる一貫性の維持が可能になります。これらの消耗品の中から、印字対象の素材・印字要件に最適なものを選定するには、インクの固着性や乾燥時間・印字のコントラストなどのテストが役に立ちます。
このような整合性を確保する取り組みによって、印字対象の素材や包装形態が変化しても印字品質と全体的なパフォーマンスを守ることができます。

貴社の生産ラインに合う印字技術を確認しませんか?
当社の印字エキスパートが、サポートいたします!
倉庫での取り扱いや流通プロセスのために輸送箱へコードを印字する場合、最適な手法は?
輸送箱 (段ボール箱) レベルのマーキングには、バッチ (ロット) 情報、取扱指示、安全に関する注意事項、製品詳細などが含まれ、倉庫管理システムや作業者の判断を支えます。これらのマーキングは、振動、積み重ね、低温保管、湿度、長距離輸送といった環境下においても、判読性を維持する必要があります。
大文字用インクジェットプリンタを用いて輸送箱表面へ直接印字する方法や、オートラベラーを用いてラベルを印字&貼付する方法によって、物流ワークフローに求められる印字の耐久性と視認性を得ることができます。
個包装やパレット単位の梱包に施される印字と輸送箱の印字との整合性を取ることで、輸送箱上の印字のスキャン遅延の防止、ラベリングミスの抑制、そして効率的な仕分け・ルーティングの実現に役立ちます。インクジェットによる箱表面への印字と自動ラベリングの両方に精通したビデオジェットは、メーカー様が使用される輸送箱の素材や包装条件が変化しても、高い精度を維持できるようにサポートいたします。
システムを連携させることで、生産ラインの停止や中断を最小限に抑えることができます。
サプライチェーンの円滑な流れと正確な出荷を実現するうえで、パレット単位のラベリングが重要である理由とは?
パレット梱包上のラベルには、製品情報、注文データ、その他の識別情報が集約されており、物流ネットワークにおける正確な入荷処理や在庫照合に不可欠です。このラベルにエラーがあると、流通の遅延を招いたり、再作業が必要になったりします。
ビデオジェットのパレット梱包用ラベラーは、ストレッチ包装されたパレット上の荷物に対して、一貫性のある判読性の高いラベルを正確な位置・向きで貼付します。自動化されたパレットラベリングにより、手作業によるワークフローのばらつきを低減するとともに、倉庫や顧客施設内でのスムーズな物流を支援します。
ビデオジェットが提案する一次包装への印字・輸送箱への印字と組み合わせることで、パレットラベリングは下流工程でのエラーを低減し、サプライチェーンの信頼性をより高める統一された製品識別プロセスの構築に貢献します。このように各印字工程を連携させることで製品のトレーサビリティが強化され、サプライチェーン全体における正確な仕分け・ルーティングを確実なものとします。
生産ライン全体において各印字ソリューションの整合性を取ることで得られる利点とは?
包装上の印字におけるトラブルの多くは、印字技術そのものではなく、システム同士がミスマッチであることや、システム統合の品質が低いことに起因しています。生産ライン内での整合性が取れた印字ソリューションを導入することで、メーカーは次のようなメリットを得ることができます:
- 一次包装、輸送箱、パレットの各フェーズに関する判断の整合性を取ることができる
- 装置、ユーザーインターフェース、データを標準化できる
- 手作業の介入やオペレーターへの依存によるばらつきを減らすことができる
- 信頼性とスループットを向上できる
- 正確な製品情報および安全情報を印字できる
- サプライチェーン全体にわたるトレーサビリティを強化できる
- 工程間の受け渡し回数を減らし、トラブルシューティングを簡素化できる
統一されたアプローチを用いることにより、包装・流通プロセス全体を通じて一貫した情報の伝達を確保できます。
また、統一されたソリューション群を採用することで設備のばらつきが抑えられ、生産ライン全体にわたってデータの整合性を標準化することができ、産業用の印字およびマーキングを簡素化することができます。
「私たちにとって、すべての包装の印字が明瞭で読みやすく、信頼できることが重要です。当社のお客様がスキャンできないバーコード付きの外箱や、印字が読み取れない製品を受け取った場合、それらの製品はお客様から返品されます。ビデオジェットのプリンタを標準として採用したのは、プリンタの信頼性が高く、明瞭で一貫した印字を生成できるからです。」Ultra Dairy (米国)
ソフトウェアは、一次包装からパレットに至るまでの統合された印字のアプローチをどのように強化するか?
表示の設計に一つの共通したソリューションを使うということ
ビデオジェットのデザインソフトウェアは、すべての段階の包装に対するコードやメッセージを作成するための、単一で標準化された方法です。視覚的なデザインインターフェースにより、各要素が生産ライン上でどのように表示されるかを正確に確認できるため、手入力や書式の不揃いによって生じるエラーの低減に役立ちます。入力制限付きの日付フィールド、事前設定された選択肢のリスト、バッチコードの自動生成、GS1 準拠バーコード といった機能により、生産要件が変化する環境下でも、高い正確性とスピードを実現します。
スマートな印字ジョブ管理を実現する CLARiSUITE® (クラリスイート)
ビデオジェットの CLARiSUITE ソフトウェアは、テンプレート管理と印字ジョブ制御を一元化し、すべてのメッセージファイルおよびコードデータを、安全かつアクセスしやすい一か所で管理します。
- 使いやすいインターフェースにより、プリンタの稼働状況や印字ジョブの進捗をリアルタイムで可視化でき、工場ネットワーク全体にわたる複数プリンタの統合的な監視が可能になります。
- MES、SCADA、PLC システムとの自動的なデータ連携により、ワークフローを標準化し、手作業の工程を削減することができます。
安定したプリンタ性能を実現させるVRS (リモートサービス)
VRS (ビデオジェットリモートサービス)* はセルフサービス型のサポートモデルであり、リアルタイムアラート、ガイド付きトラブルシューティング、生産ラインおよびジョブ設定の自動バックアップを提供することで、プリンタの性能を一貫して維持できるように製造業者様を支援します。消耗品の交換やシステムの問題に関する通知によって製造業者様の担当部門が迅速に対応できるようになり、不必要な作業中断を回避することが可能となります。ビデオジェットは、稼働率に影響を与える可能性のある傾向を可視化した「パフォーマンスに関するインサイト」を、安全で常時アクセス可能なポータルを通じて製造業者様に提供し、監視・保守・運用最適化を支援します。
印字に関するパートナー・プロバイダーとなる企業を選ぶ際に、メーカーが確認すべき要素は?
次の事項を提供できる企業は、印字に関して信頼できるパートナーとなり得ます:
- あらゆる包装形態において、正確で一貫性のあるマーキングを実現すること
- 金属、プラスチック、紙箱、フィルム、ホイル、ラベルなど、幅広い素材への対応
- 手作業の工程を削減する自動化機能
- 過酷または変動の激しい環境下でも実証された高い信頼性
- 新素材の採用や新たな規制要件への柔軟な対応力
- 専門的なサービスネットワークによる、ローカルおよびグローバルでのサポート体制
- 装置の性能だけでなく、長期的な運用価値を提供すること
印字に関するパートナー企業による強固なサービスは、長期的な印字工程のパフォーマンス維持にどのように貢献するか?
グローバルに展開しさまざまな地域でサービスを提供できるネットワークは、装置の導入、保守、トラブルシューティング、リモート診断を通して、ユーザー企業様のどの拠点でも一貫した印字性能を維持できるように支援します。
標準化されたプロセスと専門的な技術力は、問題解決の迅速化と、装置ライフサイクル全体にわたる安定稼働を実現します。このようなサービス体制によりメーカー (ユーザー企業様) は印字の信頼性を維持でき、生産のダウンタイム (稼働停止時間) を抑制することができます。
次のステップへ
専門知識を持つビデオジェットのスタッフが、一次包装への印字からストレッチ包装されたパレットへのラベリングに至るまで、連携した印字工程の戦略構築を支援します。