パン・焼き菓子・シリアルへの印字

正確な位置、完璧な印字

パン袋への産業用インクジェットプリンタ (小文字用) で印字するにはいくつかの課題があります。袋にしわが寄ったり、空気が入りすぎたりすると、印字が崩れる原因になることがあります。また、パンの色が濃い場合も、袋上の印字の判読が難しくなることがあります。

袋を平らにするための金属製のガイドを付け加えるなどの対策は、シンプルではありますが、安定した高品質の印字に役立ちます。

さらに、袋にプレプリントされた明るい色の長方形のスペースに印字することで、インクとの適切なコントラストが得られ、パンの色が濃くても袋の上の印字内容が明確に判読できるようになります。

国や地域のニーズに応じたグローバルなソリューションを提供

パン袋は世界中でよく見られますが、どのような留め具が使われているかは国によって、また同じ国でも地域によってさまざまです。最も一般的なのは、ネジタイ、未開封確認用シーリングテープ、プラスチック製クリップです。また、印字の位置もさまざまです。国や地域によって、パンのコードは袋、留め具、またはその両方に印字されることがあります。どのような国や地域の要件でも、ビデオジェットは印字ソリューションを提供します。

横型ピロー包装機の包装速度に対応

包装機器の革新や業界のトレンドにより、横型ピロー包装機は高速化しています。この高機能化が生む高いスループットのメリットを活かし、収益性への効果を実感したいとが考えるのは当然です。

しかし、費用対効果の高い高品質の印字は依然として必要であり、すべての印字機が同じように要件を満たせるわけではありません。

ビデオジェットは、このような包装速度の技術革新に対応し、様々な印字オプションを用意しています。必要な情報を製品の適切な位置に明瞭に表示できるという安心感を得ると共に、生産ラインの継続的な稼働も達成できます。

産業用プリンタの本来の実力を引き出す

同じ生産ラインで稼働している複数の製品に、複数のプレプリントされたフィルムを管理することは、煩雑でコスト高になりがちです。産業用サーマルプリンタは、包装中に製品情報を印字したり、印字内容を変えてプレプリントされたフィルムのバリエーションを制限したりすることができます。産業用サーマルプリンタは、高解像度のロゴ、バーコード、製品情報を印字することができ、究極の柔軟性と効率性を提供します。

生産ラインの装置に組み込むメリット

プリンタは、カートナーに直接組み込むか、カートンに充填・封入された後の送り出しコンベアに搭載されます。カートナーとの直接統合は、より多くの計画を必要としますが、より多くの利点をもたらします。

例えば、より正確な素材の処理と機械上の既存のガードの使用により、より安定した印字が可能になります。これらの利点は、他のタイプの包装機でも同様です。

サプライチェーンを効率化しコストを削減する段ボールへの印字

ロット、バッチ、サプライヤー固有の情報をケースに印字することで、倉庫、卸売業者、小売業者から見えるトレーサビリティポイントができ、製品の効果的な移動を支援するための迅速な識別が可能になります。さらに、この情報をケースに直接印字することで、異なる取引先に対して共通の箱設計に標準化し、包装材を簡素化することができます。

成形済みのパン袋を使用する場合、いくつかの印字方法が選択可能です。

シンプルなソリューションとしては、生産ラインのコンベアに印字システムを組み込み、各製品を袋詰めして密封した後に印字する方法があります。

使用する留め具の種類によって、印字の可否、およびその作業に適した印字技術が決まります。最適な結果を得るには、プリンタを袋詰め機に直接設置する方法をお勧めします。

ビデオジェットは、生産ラインの速度に関係なく横型ピロー包装で使用できるソリューションを提供します。横型ピロー包装機の下流でも印字は可能ですが、通常最も高い品質の印字は、包装の前にフィルムに印字することで得られます。

ビデオジェットは、生産ラインの速度に関係なく縦型ピロー包装で使用できるソリューションを提供します。縦型ピロー包装機の下流でも印字は可能ですが、通常最も高い品質の印字は、包装の前にフィルムに印字することで得られます。

印字装置は、マシンに組み込むケースと送り出し口の下流に直接設置するケースの両方が考えられますが、通常はカートナーが精密に製品を取り扱うので、複数の技術が適用可能です。印字装置の最適な設置場所は、カートナと適用予定の印字技術が規定する寸法条件で決まります。

プリンタをコンベアへ組み込む際に最適な位置は、密封された段ボール箱が排出される場所です。最適な印字技術は、段ボール箱に印字する情報のタイプと量に応じて決まります。