
プラスチック製硬質容器への印字
硬質容器への印字用産業用印字およびマーキングソリューション
ポリエチレン (PE) と高密度ポリエチレン (HDPE) は硬質包装に使用されるもっとも一般的なプラスチックのひとつです。表面エネルギーが比較的低いため、プラスチック容器への印字は困難な場合がありますが、ビデオジェットのソリューションを使用すれば簡単に実現できます。
ビデオジェットのサンプルラボでは、様々な印字・マーキング技術を用いてプラスチック包装に様々な印字を行うことができます。最適な技術を提案し、印字ソリューションに投資する前に十分な情報を得た上で決定できるようお手伝いします。
硬質プラスチック包装の印字には、産業用インクジェットプリンタとレーザーマーカーの両方をお勧めします。
プラスチック容器への産業用インクジェット印字
産業用インクジェットプリンタは、平面や曲面、高速ラインに最適なインクベースの印字技術です。プラスチックの種類や製品の使用環境にインクの調合を合わせることで、優れた印字耐久性を実現できます。ビデオジェットは 640 種類以上の用途別インクを取り揃えており、プラスチックボトル、プラスチックパイプおよびチューブ、プラスチック製蓋、プラスチック製卵パック、プラスチック製袋への印字に理想的なソリューションを提供できる幅広いインクカラーを提供しています。産業用インクジェットプリンタは、プラスチックのキャニスター、ボトル、容器にロット番号、賞味期限、消費期限を印字およびマーキングするための理想的なソリューションです。
プラスチック容器へのレーザーマーキング
レーザーマーカーは、材料の変化を引き起こすことによって、ボトルやその他のプラスチック容器に直接、高品質で永久的なマーキングを作成します。通常、色の変化や彫刻効果が得られます。
表面にもよりますが、CO2、ファイバー、UV レーザーマーカーは、高密度ポリエチレン (HDPE)、ナイロン、ポリ塩化ビニル (PVC)、その他のプラスチックでできた硬質プラスチックボトル、桶、ボトルクロージャー、自動車部品、その他の容器に優れたマークを作成することができます。
プラスチック容器へのサーマルインクジェット印字
サーマルインクジェット印字は、プラスチック容器に高品質で高解像度の印字を行う、インクベースの高度な印字技術です。このソリューションは、ボトル、容器、ジャーなど、さまざまなプラスチック表面に高解像度のテキスト、バーコード、ロゴを必要とする用途に最適です。
汎用性と優れた印字品質により、サーマルインクジェットプリンタは食品、飲料、化粧品、医薬品、日用品業界の低・中速生産ラインに最適です。
用途
リソース
製品資料
印字サンプルガイド
産業用インクジェットプリンタ
産業用インクジェットプリンタ (小文字用) SIMPLICiTY™︎ シリーズの印字サンプルガイドです。フォントサイズや行数による印字の違いや、それぞれの対応ライン速度、バーコードの他、データマトリクスなどの二次元コード、ロゴなどのグラフィクスの印字サンプルをまとめています。
印字サンプルガイド
CO2 レーザーマーカー
CO2 レーザーマーカーの印字サンプルガイドです。厚紙、ラベル、プラスチック、PET、ガラス、金属などのワーク素材別に、それぞれの対応ライン速度、バーコードの他、データマトリクスなどの二次元コード、ロゴなどのグラフィクスの印字サンプルをまとめています。
お役立ち関連資料
業界別製品情報
プラスチック印字向けのインク
製品や包装に使用されるプラスチック素材の種類、プラスチック表面の状態、そして印字環境はお客様ごとに異なりますが、これらの要素について理解を深めることは、最適なインクを選定するために役立ちます。
製品情報
医薬製品用の HDPE 容器への高コントラスト印字
幅広いレーザーマーカーのポートフォリオを持つビデオジェットは、各種の医薬製品の印字面に最適なレーザー技術を選択的に提供し、最高品位のトレーサビリティ用マーキングを生成できます。
技術紹介
ガラス、プラスチックおよび金属に対する消去可能な印字
リユース可能な容器を使う上での技術的課題の 1 つは、容器の使用中ははっきりと判読できる十分な耐久性を保ちながらも、メーカーが容器を再利用する際には、洗浄工程で簡単に除去できて新しく印字できるような印字方法を開発することにあります。本資料では、消去可能な印字を実現するための一般的な用法や可能性の高いリスクおよびベストプラクティスを詳しく説明します。
導入事例
導入事例
Dongguan Jianwen 社
Dongguan Jianwen 社は洗剤の製造、販売、加工に特化した企業です。高密度ポリエチレン (HDPE) 容器にしっかり固着する印字を得るために、産業用インクジェットプリンタ (小文字用) VJ1580 とインク V4230 を導入いただきました。
導入事例
Bell Laboratories 社
米国ウィスコンシン州に本拠を構える Bell Laboratories 社は、6 つの大陸で、幅広い種類のネズミ駆除製品を製造しています。厳しい生産スケジュールを守り、すべての容器に対し正しい内容を確実に印字するために、同社では 1 台の産業用インクジェットプリンタ VJ1510 をフル活用しています。