食肉や食肉加工品を生産する業界では、安全性とトレーサビリティの達成が最重要課題となっており、 新しい法規制の実施、消費者による食品安全性への関心や小売店からの要望の高まりなどにより、正確で可読性の高い印字が求められています。
真の印字パートナーは、規制の厳しい環境において優れた印字品質と業務目標の達成の重要性を理解しています。食肉・同加工品業界で 40 年以上の実績を持つビデオジェットは最高の印字パートナーとなるべく、技術、専門知識、サービスオプションの完璧な組み合わせを提供しています。
- 使用用途
- 生産ライン導入例
- お役立ち関連資料
- 導入事例
- 用途一覧
- トレイ
- チャブパッケージ
- 真空パック・シュリンクフィルム
- バッグ・パウチ類
- 厚紙製の箱
- 缶・瓶
- 段ボール箱
- 溶剤ベースの非接触印字方式
- 最大 5 行のテキスト、バーコード、二次元コード、グラフィックスなどを印字可能
- トラバース装置を利用することで、静止した包装への印字が可能な機種もご用意
- デジタル制御の印字ヘッド
- インクをフィルムなどに転写して印字する熱転写方式
- リアルタイムで可変データの印字可能
- 食品や製薬用パッケージの印字に最適
- インクベースの非接触印字方式
- 複数のデータタイプ (英数字、ロゴ、バーコード) を大文字で印字
- 段ボール箱などの二次梱包への印字向き
- レーザー光による非接触印字方式
- 対象物を深堀、酸化、剥離、発色、転写させてマーキング
- 印字内容を簡単に変更可
- 高品質で微細なマーキングが可能
- インクベースの非接触印字方式
- 熱・表面張力を利用してインクを包装表面に投射
- 二次元データマトリクス・その他バーコード・ロゴなどの高解像度の印字に最適
- サーマルプリンタを搭載しており、印字とラベル貼付けを同時に実行
- バーコードを含むオンデマンド印字が可能
- さまざまなサイズのラベルを印字
- 幅広い種類の包装タイプに自動貼付
トレイへの印字・マーキング
製品の高い品質をアピールする印字
食肉および同加工品の業界向けには、消費者の嗜好の変化への対応や保管期間の延長のために、多様なフィルムが開発されています。さらに、印字の情報量は法律の義務付ける範囲だけではなく、消費者からの需要の高まりによっても増加しつつあります。産業用サーマルプリンタとオートラベラー (自動ラベル貼付機) は、これらの要件を満たしながら、高品質な製品を伝える優れた印字技術を提供することができます。
- 耐結露インクの使用で、包装上のどの部分に印字しても確実に固着
- 分かりやすいメッセージ表示インターフェイスまたはネットワークソフトウェアへの接続によって簡単に印字情報を変更可能
- 重量、品質保証期限、価格など各パッケージの可変情報に合わせてラベルをカスタマイズ可能
- カスタム仕様のラベルを印字できて手作業によるラベルの取扱いが不要に
- 静止している製品にも動いている製品にも印字が可能
- 上記 2 種類の印字モード間の切替えも可能
- 暗色フィルムを含め、ほとんどすべての色に印字が可能
チャブパッケージへの印字・マーキング
形成・充填・フィルムシール機能
チャブパッケージはひき肉を形成して輸送しやすい形状にできるので、小売および輸送チャンネルの両方で活用されています。チャブパッケージ内部は気密性が高いため、トレイを使用した場合よりもひき肉や鶏肉の保存期間が長くなり、短時間で冷凍できます。
- 316 ステンレス製で、洗浄環境での錆や腐食を防止
- CleanFlow™ (クリーンフロー) 印字ヘッド技術は、煩雑なプリントヘッドの清掃の手間を減らし、パッケージの貼付部分近くにも鮮明な印字を実行
- 鮮明で可読性が高く、低温に対する耐久性を備えた印字
- 生産ラインに直接組み込んで使用し、充填前のフィルムに印字
- 栄養成分表、取扱説明文などの製品情報を印字する場合に最適
真空パック・シュリンクフィルムへの印字・マーキング
プリンタの実力を最大限に引き出す
さまざまな製品の多種多様にプレプリントされたフィルムを同じ生産ラインで扱うことは厄介でコストがかかります。産業用サーマルプリンタは、包装中に製品情報を印字できる機能を持ちます。可変データの印字が可能なので、プレプリントされたフィルムの種類を抑えることができます。産業用サーマルプリンタは、ロゴ、バーコード、製品情報を高解像度で印字し、高い柔軟性と効率を提供します。
- 多くの材質、サイズや色の包装に使用できる汎用性の高い印字ソリューション
- 無臭の MEK フリーインクを含む 175 種類以上の最大の品揃えのインクから選択可能
- 栄養成分表、アレルギー情報、製品ロゴなどの情報を読みやすく明瞭に印字
- フィルム印字は真空加工前であるため、フィルムへの優れた固着性を実現
バッグ・パウチ類への印字・マーキング
さまざまなパウチ形状に使える印字ソリューション
印字によってデザイン性に優れたパッケージが損なわれることはありません。設計プロセスで印字について十分に検討し、特殊包装に最適な印字技術を選ぶことをお勧めします。
- 包装時に製品情報が印字できるのでプレプリントされたフィルムは不要に
- 縦型の形成装置 (VFFS) に直接組み込むことができて、高品位な印字を実行可能
- インクや溶剤を使用しないため、インク漏れなどで商品価値を損なうリスクを排除
- ビデオジェットの集塵機が、生産環境とマーキングレンズをクリーンに維持
- 再密封可能な分厚いジッパーの付いた成形済みのパウチや袋など、比較的複雑な構造の包装への印字に特に有効
- 袋密封機とのシームレスな統合により、生産効率が向上し、鮮明で可読性の高い印字が可能に
厚紙製の箱への印字・マーキング
生産ラインの装置に組み込むメリット
プリンタは、カートナーに直接組み込むか、厚紙製の箱が充填・密封された後の送り出しコンベアに取り付けます。カートナーに直接組み込むには詳細な設計が必要となりますが、より大きなメリットがあります。カートナーが素材を精密に扱い、さらにマシンの既存のガードを利用できるので、より安定した状態での印字が期待できます。
- 標準的なカートンパッケージへの原産国や追加製品情報の印字に適した高解像度マーキングを達成
- 幅広い種類のレンズやビーム屈折ユニットなどのレーザーアクセサリがあり、高い設置性とレーザー性能の最大化を実現
- 複雑で細かいメッセージ、バーコード、二次元コードが印字可能で、そのまま小売での販売に使用される包装 (シェルフレディパッケージ) に最適
- コンパクト設計であるために生産ラインに組み込みやすく、通信機能の柔軟性が優れた操作性をバックアップ
- 水性オーバーコートやニスのコーティングを含むあらゆる厚紙製素材に適した特殊インクが、高いコントラスト比を達成
- 色付きインクを使用し、様々な色の包装材で印字のコントラストを高めることが可能
缶・瓶への印字・マーキング
あらゆる材質にマーキング可能
印字技術やインクを選択する際には、自社のニーズや用途について細かく検討することが重要です。印字面の素材や環境への影響を考慮すること、厳格な衛生条件を守ること、熱や湿気に対する耐性を達成することなどが求められるので、技術やインクの選択は容易ではありません。
40 年以上にわたる実績と 600 種類以上の特殊用途インクに関する専門知識を備えたビデオジェットのエキスパートが、お客様の生産過程に最適なソリューションを見つけるお手伝いをします。
- 特殊インクによって、食肉や鶏肉がレトルト工程を通過したことを色の変化で明示
- Smart Cartridge™ (スマートカートリッジ) 溶剤供給システムにより、汚れや廃棄物の発生、溶剤交換作業における作業者のミスなどの問題を解決
- レーザーマーカーは汎用性が高く、パッケージサイズに応じた調整が容易
- 先進のマーキング技術と広い印字領域で上質のマーキングが可能
- ファイバーレーザーマーカーでは金属面にも印字可能
段ボール箱への印字・マーキング
サプライチェーンを強化し、コストを削減
ロット番号、サプライヤ独自の情報を段ボール箱に印字することで、倉庫、卸売業者、小売業者が共通で確認可能なトレーサビリティポイントになります。これらの情報は極めて重要な製品情報で、製品を素早く識別し、サプライチェーンで製品を迅速に移動させることができます。さらに、段ボール箱に可変情報が直接印字できるため、プレプリントされた段ボール箱にかかるコストを削減できます。共通の同じ段ボール箱を使用して、オンデマンドでさまざまな取引相手に対応した情報の印字が可能です。
- ラベルの購入、保管、管理にかかるコストが低減できるだけでなく、プレプリントされた顧客ごとに異なる段ボール箱が不要に
- 特許取得済みの自動マイクロパージプロセスがプリントヘッドへの塵の付着を防止し、最高の印字品質を達成
- DataLase® (コントラストを高める技術) でコーティングした段ボール箱へのレーザーマーキングでは、濃い黒で超高解像度の印字が実現可能
- 保護用コーティングを損なうことなく、明瞭で濃い印字ができるので防水コート付の箱に有効
- 使いやすく省メンテナンスのラベル貼付け機構が高品質印字のプリントラベルを貼付
- 革新的な Direct Apply™️ (ダイレクトアプライ) のラベル直接貼付方式により、処理能力が毎分最大 150 印字に向上し (4″ x 6″ の一般的な GS1 バーコード用ラベルの場合)、オンデマンドのラベル貼付けにも対応
- 消耗部品不要のインクベース技術で高精度印字を実現し、メンテナンス作業とそれに伴うダウンタイムを削減
- 不浸透性素材に適した MEK ベースインクにより、生産ライン中断後でもすぐに明瞭な印字品質の回復が可能
- 横型ピロー包装機
- 縦型ピロー包装機
- 段ボールケーサー・封函機
横型ピロー包装機
コンベアの下流でも印字は可能ですが、通常は包装前にフィルムに印字することで最高の印字品質が得られます。装置に高い設置性があることが重要となります。
- 溶剤ベースの非接触印字方式
- 最大 5 行のテキスト、バーコード、二次元コード、グラフィックスなどを印字可能
- トラバース装置を利用することで、静止した包装への印字が可能な機種もご用意
- レーザ光による非接触印字方式
- 対象物を深堀、酸化、剥離、発色、転写させることによりマーキング
- 印字内容を簡単に変更可
- 高品質で微細なマーキングが可能
- デジタル制御の印字ヘッド
- インクをフィルムなどに転写して印字する熱転写方式
- 食品や製薬用パッケージの印字に最適
- インクベースの非接触印字方式
- 複数のデータタイプ (英数字、ロゴ、バーコード) を大文字で印字
- 段ボール箱などの二次梱包への印字向き
縦型ピロー包装機
ビデオジェットは幅広い種類の印字装置をご用意しており、間欠モードまたは連続モードに関係なく、VFFS で包装する複雑な包装袋やパウチの印字にも対応できます。ジッパー付きやガセットタイプなどの特殊な構造の袋にも対応可能です。
- 溶剤ベースの非接触印字方式
- 最大 5 行のテキスト、バーコード、二次元コード、グラフィックスなどを印字可能
- トラバース装置を利用することで、静止した包装への印字が可能な機種もご用意
- インクベースの非接触印字方式
- 複数のデータタイプ (英数字、ロゴ、バーコード) を大文字で印字
- 段ボール箱などの二次梱包への印字向き
- デジタル制御の印字ヘッド
- インクをフィルムなどに転写して印字する熱転写方式
- 食品や製薬用パッケージの印字に最適
段ボールケーサー・封函機
段ボール箱用印字装置を取り付けるのに最適な位置は、封緘された段ボール箱の排出地点です。生産ラインに最適な印字ソリューションは、段ボールに印字する情報の種類と量に応じて決まります。
- インクベースの非接触印字方式
- 複数のデータタイプ (英数字、ロゴ、バーコード) を大文字で印字
- 段ボール箱などの二次梱包への印字向き
- レーザ光による非接触印字方式
- 対象物を深堀、酸化、剥離、発色、転写させることによりマーキング
- 印字内容を簡単に変更可
- 高品質で微細なマーキングが可能
- インクベースの非接触印字方式
- 熱・表面張力を利用してインクを包装表面に投射
- 二次元データマトリクス・その他バーコード・ロゴなどの高解像度の印字に最適
食肉・同加工品への印字に関するパンフレット
ビデオジェットは、食肉および同加工品の業界が抱える印字の課題に精通しています。さまざまな包装の素材や形状の管理から過酷な洗浄にさらされる生産ラインまで業界特有の課題に対応する印字ソリューションで正しい製品に正しい印字を繰り返し行うことが可能になります。
食肉および同加工品生産の軟包装材への移行
食品包装は、新しい包装形式や小型化を求める消費者のニーズに応えるため、従来の包装から柔軟な材質のパウチへと移行が進んでいます。ビデオジェットでは、軟包装材に高解像度の印字を行うことができる特別な機能を備えたさまざまな産業用サーマルプリンタを取り揃えています。
【食肉・同加工品】真空パックへの印字
食肉および同加工品のメーカーは多くの場合、廃棄物を削減し、品質保持期限を延長する手段として真空パックを利用しています。真空パック向けの最適な印字技術の選択は、生産ラインの設定や必要な印字内容によって決まります。
食肉・同加工品の切り替え時における印字ミスの削減
ビデオジェットでは、食肉および同加工品メーカー向けに、印字ミスを最小化して正しい製品に正しいマーキングを実行できる、使いやすいプリンタおよびアクセサリを幅広く用意しています。本資料では、ビデオジェットの印字事故防止技術の 2 つのアプローチをご紹介します。
生産環境の極端な温度と湿度下での印字パフォーマンスの向上
産業用インクジェットプリンタは汎用性があるため、食肉および同加工品製品への印字に広く使用されています。ただし、特別なインクを選択せず、管理も適切でない場合は、この業界の加工施設特有の低温高湿度により印字上の問題が生じる可能性があります。
洗浄作業での不安を解消するプリンタ保護機能
食肉および同加工品業界では珍しくない、過酷な洗浄環境では、産業用サーマルプリンタの保護について考慮する必要があり、時間やコストがかかります。本資料では、特別設計の産業用サーマルプリンタを導入することで、同メーカーが時間およびコストを節約する方法について説明します。
Yantai Xiwang Food Co.,Ltd. 社
Yantai Xiwang Food Co., Ltd. は、1996 年に設立された中国山東省最大の食肉加工会社で、従業員数は 500 名を超えます。Xiwang 社では、VJ1000 シリーズのプリンタ導入で、生産ラインの稼働率が大幅に向上しました。
Macsween 社
1950 年代に精肉店として創業した、イギリスの食肉加工品メーカーの Macsween of Edinburgh 社は、ビデオジェットのシンプルな技術革新の提案でビジネスを拡大しました。